『疾走』重松清

2011年11月11日金曜日 投稿者 kskkz 0 コメント
ブログを放ったらかしにして4ヶ月。
更新を待っててくれた方がいるのかはわかりませんが
おまたせしました。久しぶりに書きます。


重松清さんの『疾走』、
今日下巻の表紙を捲りそのまま一気に読み終えました。
一気にラストまで読ませる何かがこの作品にはありました。
否、この作品というよりもシュウジに急き立てられたというのが正しいかも。

読み終わったあともしばらくぼーっと脳がしびれたままでした。

古谷実の『ヒミズ』を読み終わったときのようななんとも言えぬ無力感。
生きることの過酷さ、生々しさ、救いのなさ。われわれのあまりに身も蓋もない「生」。
それなのにどこか胸の奥に残る「これで良かった」という思い。
主人公「シュウジ」の人生はこうなる以外になかったのだという諦めとはまた違う種類の納得。

シュウジの兄シュウイチが下巻で再度登場するのかなと思いきや神父が彼に聖書を贈ったということ以外触れられなかったり徹夫のその後が特に描かれていなかったりと幾つか細かい点で気になることはあるものの正直そんなことはどうでもいいぐらい下巻中盤からのうねるような展開は読み応えがありました。ほんと読んだっていうより読まされたってかんじ。

これはしばらくひきずりそう。
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6月の読書メーター

2011年7月2日土曜日 投稿者 kskkz 0 コメント
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2494ページ

こころの処方箋 (新潮文庫)こころの処方箋 (新潮文庫)
谷川俊太郎さんの解説がこれまた良かった(しみじみ…)
読了日:06月06日 著者:河合 隼雄

無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)
単行本を読んだ者としては刊行からあまり間を置かずの文庫化にどことなく損をした気がしました。概して幻冬舎は文庫化されるのが早い気がする。でもかなりの分量が補記されているしまたその追加分の内容が随分研ぎ澄まされたものだったので読んで良かったです。「当たり前のことが書かれている」と読みながら感じているのにどうしてその都度ハッとさせられるのだろう?
読了日:06月11日 著者:村上 龍

神の守り人〈下〉帰還編 (軽装版偕成社ポッシュ)神の守り人〈下〉帰還編 (軽装版偕成社ポッシュ)
シハナはどこにいったんだろ。気になる。このあとどこかで出てくるんだろか・・。そしてアスラは目覚めるの?気になることがポコポコ浮かんで読み終わった爽快感は今回に関してはあまりなかったかも。でもチキサとアスラの言動がまったくステレオタイプの子供キャラに属さないとことか面白かった。
読了日:06月16日 著者:上橋 菜穂子

借金は身を滅ぼす借金は身を滅ぼす
パチンコもパチスロもやったことどころか店内に入ったことすらないんでギャンブルをする人の気持ちが全くわからない。返済がどんどん手詰まりになっていくところは読んでてこっちまで苦しくなった。親御さんとはやっぱりあれきりなのかな…。
読了日:06月18日 著者:青島

スキップ (新潮文庫)スキップ (新潮文庫)
いままで読んできた小説の主人公でこんなに強くて素直で純粋で可愛い女性はかつていなかった。新田君の気持ちがよくわかる。
読了日:06月21日 著者:北村 薫

生きて死ぬ私 (ちくま文庫)生きて死ぬ私 (ちくま文庫)
最後の「素晴らしすぎるからといって…」に思わず鼻をツーンとさせられた。そしてその読後感からすくい取ったわたしの感情の上澄みと、同時に読み進めていた別の本で感銘を受けた部分とが見事に重なりあいひとつのメッセージとなってわたしの内なる水面に着水した。わたしにとってまさに今このタイミングで手に取るべき1冊だったのだと思う。
読了日:06月21日 著者:茂木 健一郎

生きること学ぶこと (集英社文庫)生きること学ぶこと (集英社文庫)
小澤征爾氏との対談本『やわらかなこころをもつ』を読んで大変腹の据わった考え方をされている方だなと思った。生きること=学ぶこと=働くことという道を歩んでこられた結果、数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を授与された広中氏の言葉はこちらの芯に響く。しかしただ響かせて終わりではなく、氏が書いているように目標と仮説をもって自分の学問を突き詰めていかなければ何の意味もない。そう思った。あと今回の再刊に併せ収録された福岡伸一氏の解説も短いながら読み応えがあった。円を三等分するには…の答えには正直鳥肌が立った。
読了日:06月28日 著者:広中 平祐

蒼路の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ)蒼路の旅人 (軽装版偕成社ポッシュ)
いつもながらこちらの予想と異なる展開の連続が読んでいて心地いい。チャグムの孤独さの一端を共有 (?) 出来るルィンやジンの存在が読者には嬉しい。残すは『天と地の守り人』1作のみ。どんな結末でも上橋さんの書いたものなら何の疑問も持たず受け入れられそう。
読了日:06月30日 著者:上橋 菜穂子

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4月に読んだ本

2011年5月5日木曜日 投稿者 kskkz 0 コメント
4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2071ページ

沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
「白い人・黄色い人」「海と毒薬」「留学」「悲しみの歌」と遠藤作品を読んできました。どれも良くできた作品だとは思いますが本棚にずっと置いておきたいとは思わなかった。でも本作の完成度には参りました。神の沈黙=不在に触れながらその論理を鮮やかに裏返してみせる奉行所でのラストの場面に、ただただ溜め息。優れた小説を読み終わるといつも陥る感覚ですが、読んでいた筈の自分が逆に作品に読まれているような気分になりました。海外の人たちは本作をどのように読んだのだろうか・・。
読了日:04月02日 著者:遠藤 周作

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
嘘がある仕事で自分を疎外化してないか?正面から問い直すのは非常に疲れる作業ですが今後数十年 "働き者” であり続ける訳ですから早く始めたいと思った。個人的にはファシリテーションという役割にとても関心を持ちました。
読了日:04月08日 著者:西村 佳哲

新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)
村上春樹の『アフターダーク』と同じように見ることに執着して生れた文体。ただDr.ゲロの昆虫型スパイボットの視点のように自由に動き回る三人称で語られる『アフターダーク』と違い、本作は「僕」による一人称のため見えるモノの匂いやベタつきや明るさや痛みや触れたときの質感が否応なくこちらに入り込んでくる。どこにも逸らすことは出来ない。そんな中リュウが見てつくり上げた風景(=町)は次作『海の向こうで戦争が始まる』で徹底的に描写され、続く『コインロッカーベイビーズ』で町(=鳥)は主人公達の手によって容赦なく破壊される。
読了日:04月09日 著者:村上 龍

薬指の標本 (新潮文庫)薬指の標本 (新潮文庫)
登場人物の息遣いが聞こえるほど近くに感じる世界なのに一方でそこはどこか遠く離れているようなそんな気もする。この遠近感はクセになる。あともうひとつ誤解を恐れずに言うと、村上春樹より村上春樹っぽいなと思った。
読了日:04月12日 著者:小川 洋子

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
読み始めてふと気づく。そうか、世界のオザワは最初から「世界のオザワ」ではなかったのだ。そして読み終わったあとふと思う。小澤征爾は若い頃から「小澤征爾」だったのだと。エネルギーの塊が服を着ているかのような若き日のマエストロ。この瑞々しさは一体なんなんだろう?本書では「青春」という言葉が本来の意味で成立している気がする。中村一義のこんな歌詞を思い出した「僕の体で僕を超えていく」
読了日:04月15日 著者:小澤 征爾

まぶた (新潮文庫)まぶた (新潮文庫)
読了日:04月21日 著者:小川 洋子



知の編集工学 (朝日文庫)知の編集工学 (朝日文庫)
【再読】「編集工学は述語性を重視する」←ここをもっと深く知りたい。エクササイズやってみよかな。
読了日:04月26日 著者:松岡 正剛

食堂かたつむり (ポプラ文庫)食堂かたつむり (ポプラ文庫)
物語の終盤に主人公・倫子が、おかんに対しての行動で悔やむ場面がある。読む側からすると倫子に対して歯がゆさを感じるんだけどそうやって安易にハッピーエンドに持っていかなかったことで物語の強度が増している気がする。イイです。
読了日:04月28日 著者:小川 糸

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へうげもの

2011年5月3日火曜日 投稿者 kskkz 0 コメント
気づけば5月。
周りには5連休や10連休の人もちらほらおりますが、
わたしはカレンダーどおりの出勤予定&土曜日も昼まで仕事なので休みが飛び飛びです。

そんななか今日から3連休ですが1日家にいるだけで何だか疲れてしまった。
冬服の片付けや部屋の整理整頓をするつもりでほぼ日手帳にも今日の予定として書きこんでたんだけど、腰重い重い。

4月は小説やコミックや雑誌を沢山買いました。それらも整理して片付けたかったんだけど、明日明後日中にはナントカシタイ。


上はそんななか面白かった『へうげもの』。
まだ単行本の刊行が終っていないのに文庫になるってどういうことなんでしょ。
この春からBSでアニメになってるらしい。見たいなーと思って探したら、あった。
もともと原作コミックでの古田の数奇者ぶりを強調する演出がアニメに向いているので
それほど違和感は感じません。
でもこれ原作知らない人が見たら普通の時代劇アニメとしか思えないだろな。
ずっと誤解したまま見てる人多そう。


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転職したい。

2011年4月18日月曜日 投稿者 kskkz 0 コメント
まんまのタイトルですがいまの素直な気持ち。


いや、「いまの」どころか結構前からかな。


なんとか早いうちに実現させたい。


これまでも何度か転職の経験はあります。


でも今回は相当気合い入れなきゃならんです。


持てるもの以上のものを出さなきゃたぶん何も手に入らない気がする。


やるしかない。


でもただ単にやるしかないと思うだけじゃやらされてるのと同じだと思う。


やるしかない状況を認めて冷静に状況を見据え、目を閉じ深呼吸する。


そうして今のこの状況を受け入れて始めて本当の1歩を踏み出せるのだと思う。


こないだ心斎橋@JANUSであったLiveでさかいゆうが言ってた。


(今回の震災を受けての海外の風評やその他もろもろ負の影響に対して)
「勝てなくてもいいから、ホント負けたくないよね〜。オレ絶対負けない」


歩みを止めちゃいけないなと思った。


Life Goes On.


この心の臓が動いている限り、出来ないことは何も無い。


この事実をどれだけカラダずくで信じることが出来るか。


オレも巨大な黒い鳥に負けたくない。
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au S006で桜を撮影@会社近くの公園 その3

2011年4月6日水曜日 投稿者 kskkz 0 コメント








日に日に満開になっていく桜と共に気温も上昇。

今日はじっと座っていると太陽の日差しが暑いぐらいでした。

入園式、入学式のところも多いようで雨よりは晴れのほうがいいよねやっぱ。

大きなサイズで撮ろうと思いながらいつも忘れてしまうな。。。
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au S006で桜を撮影@会社近くの公園 その2

2011年4月5日火曜日 投稿者 kskkz 0 コメント






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